フィラリア予防
2017年10月23日
朝晩涼しくなってきましたね。
皆様体調はいかがでしょうか。
この時期の話題で多いものの1つに、
”フィラリアの予防薬はいつまで飲ませばいいの?” というものがあります。
正解は
”蚊が飛び始めた1ヶ月後から、蚊がいなくなった1ヶ月後まで飲ませる” です。
広島ではだいたい5月から12月の間がこれに相当します。
そもそもフィラリア(犬糸状虫)とは、蚊に刺されると感染する可能性がある病気で、
感染してから約半年でフィラリアは約30cmもの長さのそうめんのような虫となって
心臓に寄生するようになります。
発見が遅れれば死に至るような怖い病気です。
一般にフィラリア予防薬といわれているお薬は、フィラリアの幼虫をやっつける殺虫薬になります。
毎月1回飲む、もしくは背中につけることによってそれまでの間に感染したフィラリアの幼虫を駆除することができるお薬になります。
もし感染してから2ヶ月以上たってしまうと、幼虫が成長してしまい予防薬を飲んでも駆除することができなくなってしまいます。
以上のような理由で12月まで1ヶ月に1回の予防薬の投与が必要になるわけです。
薬の投与が大変なわんちゃんやついつい投与を忘れてしまう飼い主様には、1回の注射で1年間効果が持続する薬もあります。
当院ではフィラリア予防の注射は1月〜3月の間におこなう予定です。
最近はいろいろなタイプのフィラリア予防薬がありますので、投薬にお困りの方は是非一度ご相談ください。
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