慢性腎臓病に対する幹細胞治療例
2023年07月13日
以前は幹細胞治療は1週間間隔で
2回投与をセットにしていました。
現在は経過を見ながら
投与間隔を調整するようにしています。
ヨークシャーテリア、当時12歳。
慢性腎臓病による食欲廃絶のため入院。
BUN 96.1。
3日間の入院により食欲改善。
退院3日後に幹細胞投与(1回目)。
BUN 79.2、CRE 1.46。
幹細胞投与後さらに元気食欲の改善が見られた。
初回投与から2週間後に幹細胞追加投与(2回目)。
2回目投与から2ヶ月後、再度食欲廃絶のため入院。
BUN 127.9。
2日間の入院で食欲改善後幹細胞投与(3回目)。
BUN 40.4。
1週間後に追加投与(4回目)。
BUN 104.6。
4回目投与から1.5ヶ月後、食欲不振のため入院。
BUN 135.9。
2日間の入院で食欲改善後幹細胞投与(5回目)。
1週間後に追加投与(6回目)。
BUN 69.1。
その後はかなり調子良く食欲旺盛。
6回目投与から6ヶ月後、食欲不振のため入院。
BUN 81.3、CRE 1.78。
翌日には食欲の改善が見られ幹細胞投与(7回目)。
BUN 44.2。
1週間後に追加投与(8回目)。
BUN 95.6。
8回目投与から9ヶ月後、食欲低下のため入院。
BUN 95.0、CRE 1.31。
3日間の入院後幹細胞投与(9回目)。
BUN 48.0。
1週間後に追加投与(10回目)。
BUN 105.1。
10回目投与から3ヶ月、現在に至る。
現在15歳、初回投与から約3年。
穏やかな日常を送っています。
継続治療として週に1回の皮下補液と
食欲増進剤を投与しています。
幹細胞投与後は体が楽になるのか
明らかな元気食欲の回復が見られ、
BUNが高い割には食べるといった印象です。
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